『Relations』雨の時に聴くアルバム。しっとり優しい。

雨の時には優しすぎる音楽を。洋楽名盤のおすすめです。Kathryn Williamsのカバーアルバム『Relations』をご紹介。

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Relations – アルバム情報

Relations
4.4

アーティスト:Kathryn Williams
リリース:2004年05月17日
レーベル:Caw Records
時間:44分21秒

Relations』は、リバプール出身のシンガーソングライター、Kathryn Williamsのカバー・アルバム。2004年05月17日にCaw Recordsから発売された。全14曲。44分21秒。

Relations – おすすめ曲

このアルバムに出逢ったのは、雨の日に車の中で聴いたラジオで紹介されていて、すげー、雨に似合う声だなぁ〜と思ったのが最初でした。

心が落ち込んだときなどに、なぜか時々聴きたくなります。

ジャズとかテクノとかエレクトロニカとか色々な「音」に疲れたら、このアルバムのウイスパーボイスに酔いしれる。優しい音しか聴こえてこない。

カバーアルバムです。…と、言ってもあんまり知らない曲ばっかりだったのでオリジナルアルバムだと思って聴いています。なんだったら、この人が歌っているのを聴いて、いい曲だなって思ってから調べてオリジナル曲を聴いてみることがほとんどです。

ただ、その中で唯一オリジナル曲も知っていた曲がM1の『In A Broken Dream』です。

オリジナルはPython Lee Jacksonというバンドなんですが、歌っているのはローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガーにも選ばれているRod Stewartです。

この曲、一体どこで聴いたのかわからないけど、すごく聴いた事があったんですよ。なんだったっけな。アニメかな?カウボーイビバップか何かで聴いた気がする。渋い雰囲気にピッタリな曲なんです。

んで、その曲が男性ボーカルではなく女性のウイスパーボイスに吹きかえられているわけです。「あれれ?女性ボーカルも良くね?」と思ってしまって、そこからこのアルバムにハマりました。

そして、このアルバムを通して聴いてみると、M4の『Hallelujah』がすこぶる良いことに気がつくのです。森田童子を思い出しました。すごーく心地よい声です。確かラジオで流れていたのもこの曲でした。

何ていうんですかね、この張るわけでもなく、叫ぶでもないのに、耳にずしんとしっかり届く声がたまらんのです。

さらにはM11の「Spit On A Stranger」を聴くと、なんかわからないけれども、人生ってそう悪くもないのかもしれないなんて思ってくるんですよ。

歌詞の意味なんて全然わからないのに。オリジナルの男性ボーカルも良いのだけれど、彼女の声が僕を前向きにしてくれるのです。

と、まぁ「なんかわからない」の連発の抽象的なレビューでしたが、海外の方ではポスト・ノラ・ジョーンズとか言われているみたいなので、そういうの好きだったらバチッとハマるんじゃないかな。

ではでは、雨の日に聴きたくなるアルバムとして「Relations」でした。

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『Relations』を試聴する

Relations - 感想・評価

Relations
4.4

アーティスト:Kathryn Williams
リリース:2004年05月17日
レーベル:Caw Records
時間:44分21秒

Relations
  • アルバムバランス - 81%
    81%
  • サウンド - 84%
    84%
  • グルーヴ - 62%
    62%
  • 中毒性 - 67%
    67%
  • 心酔度 - 97%
    97%
78%

レビューまとめ

Kathryn Williams本人は「カバーアルバムって好きじゃないの。特に元の曲が素晴らしい場合は、私はそれを越えようとか味付けしようとか思わない」的なことを言っていましたが、オリジナル曲をリスペクトしつつ、良い感じに仕上げております!これがきっかけでオリジナル曲も好きになるし、素敵なカバーアルバムです。

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